最近よくネット上で聞くようになった「WEB3(WEB3.0)」ってご存知でしょうか?WEB3(WEB3.0)は私たちの生活を根本的に変えると言われています。
今回はWEB3(WEB3.0)時代になることで、私たちの生活にどんな影響があるのか、下の4つの項目にそって説明します。
- WEB3(WEB3.0)とは?
- 何故WEB3(WEB3.0)が注目されるのか?
- WEB3(WEB3.0)のメリットとデメリット
- WEB3(WEB3.0)の実用例
さっそく見ていきましょう!
WEB3(WEB3.0)とは?
WEB3(WEB3.0)とは一言で言うと「ブロックチェーン技術を基盤とした非中央集権的なインターネット時代」です。非中央集権という言葉は馴染みがないので、イメージが湧きにくいかもしれません。
現在私たちは、GAFAMと言った、巨大IT企業のサービスを毎日使用しています。Google検索や、インスタグラム、Twitter。これらはもはや私の生活に欠かせないものとなっています。
しかし、これらのサービスで自分のアカウントが突然停止されたらと考えたことはありませんか?今までの投稿したコンテンツが消え、また知り合いと連絡ができなくなってしまいますよね。私たちの生活は、これらIT企業のプラットフォームに依存しています。
そのような生活を変えられるかもしれないのが、WEB3(WEB3.0)です。
なぜWEB3(WEB3.0)が注目されるのか?
WEB3(WEB3.0)が注目されるきっかけとなったのは、現在のネット上に多くの問題があるためです。今回は、まずWEB3(WEB3.0)の前の世代である、WEB1.0/WEB2.0に関して説明します。WEB1.0/WEB2.0に関しては、正式な定義がありません。そのため、曖昧な部分がある点はご理解ください。
WEB1.0
WEB1.0時代は個人でインターネットができるようになった時代です。
企業のホームページや検索サイトが普及し、世界中の情報を瞬時に入手できるようになりました。この時代の特徴として「情報の伝達が一方向」ということが挙げられます。
企業から発信する最新の情報を、私達は受け取れる一方、双方向で情報配信ができる環境はまだ整っていませんでした。
WEB2.0
WEB2.0はSNS時代です。この時代、GAFAMといった、アメリカの巨大IT企業が躍進しました。
彼らが提供するサービスの一つにSNSがあります。SNSを利用することで、個人と個人が簡単に直接繋がれるようになりました。そして各個人が企業のように、気軽に情報を配信できるようになり、インフルエンサーという言葉も生まれました。
WEB1.0/WEB2.0の問題点
インターネットやSNSの進化で、私達は世界中の人々と繋がれることになりました。しかし、私達がWebサービスを利用する際、各個人の嗜好や行動履歴などあらゆる情報も収集されます。
自分が欲している宣伝が見える一方、プライバシーの問題が出てきています。個人のプライバシーをどう守るかが、重要な課題の一つです。また情報の中央集権化も進んでいきます。
私たちは、日々様々なSNSにデジタルコンテンツを投稿しています。しかし、自分が投稿したデジタルコンテンツが、一方的にSNS会社から削除される可能性は十分あります。
削除されたら、過去に投稿したコンテンツを二度と見ることはできません。
Twitterが元アメリカ大統領トランプ氏のアカウントを削除し、情報配信ができなくなったのは良く知られた話です。
WEB3(WEB3.0)のメリットとデメリット
WEB2.0の問題を解決すると期待されているのが、WEB3(WEB3.0)です。しかしWEB3(WEB3.0)にはメリットとデメリットがあります。それぞれ見ていきましょう。
WEB3(WEB3.0)のメリット
まずは、WEB3(WEB3.0)のメリットを説明させて頂きます。WEB3(WEB3.0)のメリットとして2つ考えられます。
- 個人情報の入力が不要
- デジタルデータは個人が所有
個人情報の入力が不要
SNSを使用する際は、IDやパスワードの作成が必須です。しかし、WEB3(WEB3.0)では不要です。ただし、WEB3(WEB3.0)のサービスを利用する場合、”ウォレット”の作成が必要となります。ウォレットでよく利用されるのがMetaMaskです。
MetaMaskは暗号資産の”お財布”と理解していただければわかりやすいと思います。
このMetaMaskに暗号資産やブロックチェーン上のデジタルコンテンツが保管されます。
ちなみに、MetaMaskは無料で作成でき、個人情報を入力する必要がありません。
1つのウォレットをつくれば、様々なWEB3(WEB3.0)のサービスに繋げられます。
サイト毎に、個人情報を入力する必要はありません。
デジタルデータは個人が所有
SNS時代では、企業がサービスの対価として個人情報を収集します。SNS を閲覧していると、自分に興味のある広告ばかりが表示されるのはそのためです。
しかし、WEB3(WEB3.0)では利用者自らがデータをウォレットに管理・保有します。そのため、WEB2.0時代程、企業へ個人情報が流出することはありません。
WEB3(WEB3.0)のデメリット
WEB3(WEB3.0)のデメリットは主に2つ考えられます。
- 参入障壁が高い
- 自己責任の世界
参入障壁が高い
WEB3(WEB3.0)サービスを利用する場合、”ウォレット”を作成する必要があるとお伝えしました。このウォレットの作成が、ひと手間になっています。
10分もあれば簡単にできるのですが、実際ウォレットの活用方法がわからず、ウォレット作成に不安を持たれる方が多いと思います。このウォレットが、WEB3(WEB3.0)への参入障壁となっています。
自己責任の世界
WEB3(WEB3.0)の世界では詐欺が非常に多いです。
例えば、WEB3(WEB3.0)のサービスを使用していると、度々詐欺メールが送られてきます。詐欺メール内にあるURLをクリックしてしまうと、ハッキングされ、”ウォレット”に保管されてる暗号資産が盗まれてしまう可能性があります。
また、ウォレットのパスワードである”リカバリーフレーズ”を無くした場合、
誰もウォレットの中身を復活できません。全て、自分で対応し、解決することが求められます。
WEB3(WEB3.0)の実用例
WEB3(WEB3.0)の代表的なサービスを2つ紹介させて頂きます。NFTとメタバース関連のWeb3.0サービスです。
OpenSea(オープンシー)
「OpenSea」はNFTアートを売買できる、世界最大のマーケットプレイスです。暗号資産のイーサリアムで世界中のデジタルアートを購入できます。OpenSeaを始める際、パスワード・IDの設定はありません。ウォレットがあれば簡単に接続できます。
The Sandbox(サンドボックス)
メタバースを利用したゲームの一つが「The Sandbox」です。「The Sandbox」は簡単に言うと、暗号資産とマインクラフトを組み合わせたようなイメージのゲームです。ゲーム上で使用できるキャラクター・アイテムは、ウォレット内の暗号資産を通して、売買します。
まとめ:WEB3(WEB3.0)とは?メリット・デメリットや実例用など徹底解説!
WEB3についてご紹介しました。時代はWEB3へと進化して、私たちの生活も様変わりする日もそう遠くはなさそうですね!これからも目が離せない分野です。
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