「Play to Earn」という言葉をご存じでしょうか?
Google翻訳では、「稼ぐために遊ぶ」と訳されます。
しかしNFTマーケットでは、「NFTゲームでお金を稼ぐ」ことを意味します。
ブロックチェーン技術により、ゲームは遊びながら稼げる時代になりました。
本記事は、「NFTゲームってなに?」という方や、「NFTゲームを始めてお金を稼ぎたい」という方に向けて、始め方・稼ぎ方を徹底解説します。
NFTゲーム|GameFiとは?
これまでゲームといえば、お金を払って(あるいは無料で)楽しむものでした。
しかしブロックチェーン技術により、最近ではゲームは稼ぐ手段として注目されています。
Play to Earnを可能にしたゲームがNFTゲームで、「GameFi」ともいわれます。
GameFiとは、「Game」と「Finance」をかけ合わせた造語で、「ゲームで収益を得ること」を意味します。
「GameFi」といわれるジャンルでは、基本的にNFTで取引をします。
NFTマーケットは、ゲームだけでなくアートやスポーツなどさまざまな分野で取引が急拡大しています。
NFT作品のオークションの落札事例は?
海外のオークションサイトでは、Beepleというデジタルアーティストが書いたNFT作品が、75億円で落札され話題になりました。
また、Twitterの創業者であるジャック・ドーシーが出品した同氏の初ツイートのNFTが3億円で落札されました。
NFTの視聴規模予測
アメリカの投資銀行ジェフリーズが2022年1月に公表したNFTの市場規模予測によると、2022年に350億ドル(約4兆円)以上、2025年に800億ドル(約9兆1000円)以上としています。
このようにNFTマーケットは今後も需要が急増すると予測される成長市場です。
つまり、NFTの取扱いが今後も増えることで、GameFiへの参加規模も大きくなると見込まれています。
GameFiのメリット
GameFiのメリットについて見て行きましょう。
お金を稼げる|GameFiのメリット①
GameFiのメリットの一つ目は、GameFiによってお金を稼ぐことができるということがあります。
世界中で人気のNFTゲーム「Axie Infinity」はGameFiを代表するゲームの一つです。
「Axie Infinity」は、ゲームをプレイすることで「SLP」と「AXS」といった仮想通貨をもらえます。
その仮想通貨は米ドルや日本円にも換金が可能です。
実際、東南アジアのプレイヤーはゲームで得た仮想通貨を、
自国通貨に交換して食費や生活費に当てている方が多いようです。
またNFTゲームでは、キャラクターやアイテムを売買して利益を得ることもできます。
*「Axie Infinity」は2022年2月のアップデートでゲームをプレイするだけでは稼げないようになりました。
また、スクエアエニックスなど日本を代表する大手ゲーム会社がGameFiに参入することを発表していることからも、GameFiの将来性は非常に高いと言えるでしょう。
資産を保有し続けることができる|GameFiのメリット②
これまでのゲームはサービスが停止したら全てのデータは消えていました。
しかしNFTゲームは、仮にサービスが突然終了しても、自分が持っている仮想通貨やアイテムはウォレットに保存できます。
つまり、ゲーム運営会社の都合でゲームの存続が難しくなっても、NFTを資産として保有し続けることができるのです。
ゲームを超えてアイテムを利用できる|GameFiのメリット③
ブロックチェーン技術は、異なるゲーム間でもアイテムのやり取りを可能にしました。
例えば、ドラクエで使っていた「剣のアイテム」を、ファイナルファンタジーでも使えるといったように、自分が保有するゲームアイテムが、全く別のゲームでも利用できるのです。
今までは1つのゲーム内の1アイテムにすぎなかったものが、他のゲームでも使えるようになると、ゲームの楽しみ方が広がる上にアイテムの価値が上がることも。
そしてアイテムの運用方法も単なる売買に止まらず、アイテムを担保に資金を借りるといった、金融サービスにまで裾野を広げる可能性もあるのです。
不正ができない|GameFiのメリット④
NFTゲームはブロックチェーン技術をつかっているので、データ改ざんなどの不正もなく、安心してゲームに取り組めます。
GameFiのデメリット
次にGameFiのデメリットについて見て行きましょう。
初期費用がかかる|GameFiのデメリット①
NFTゲームを始めるには初期費用がかかります。
例えば「Axie Infinity」はキャラクター購入で5〜10万円程度の資金が必要になります。
また、見逃してならないのがGAS代です。
GAS代とは、イーサリアムで取引する際に支払う手数料です。
イーサリアムの価格やGAS代は、つねに変動しますので注意が必要になります。
ほとんどが英語表記|GameFiのデメリット②
NFTゲームのほとんどが海外発なので、基本的にゲーム内の言語は英語になります。
英語が苦手な人は、ゲームのルールを正確に理解できなかったり、間違えて課金してしまう可能性もあるので注意が必要です。
日本語対応のNFTゲームもあることと、今後日本語対応のゲームも増えていくことから、心配な方はこちらを選択する方法もあります。
ゲームを始めるまでに労力がかかる|GameFiのデメリット③
NFTゲームは始めるまでに多くの準備が必要になります。
例えば口座を開設や仮想通貨の購入、ウォレットの作成などをしておく必要があります。
これはNFTで稼ぐためには必要なプロセスなので、割り切って作業するようにしてしまいましょう。
当サイトでも今後詳細をご紹介していきます。
NFTゲームの始め方
NFTゲームの始め方の手順を下記にまとめました。
- 暗号資産取引所で口座を開設する
- 開設した口座でイーサリアムを購入する
- MetaMaskを作成しイーサリアムを送金する
- NFTゲームを選んでダウンロードする
- 初心者向けアイテムを購入する
*ゲームによってはこの他にも必要な手順があります。
順番に解説していきます。
手順①:暗号資産取引所で口座を開設する
NFTゲームを始めるには仮想通貨を手に入れる必要があります。
ですので最初に、「暗号資産取引所の口座を開設」します。
手順②:開設した口座でイーサリアムを購入する
開設した口座に日本円を入金し、NFTゲームに必要なイーサリアムを購入します。
手順③:MetaMaskを作成しイーサリアムを送金する
イーサリアム系の仮想通貨を管理するためのウォレットであるMetaMaskを作成し、MetaMaskにイーサリアムを送金します。
手順④:NFTゲームを選んでダウンロードする
NFTゲームのダウンロードは基本無料となっています。
プレイするゲームを決めたら、パソコンにアカウント登録&ダウンロードしましょう。
手順⑤:初心者向けアイテムを購入する
ゲームを始めるには初期投資が必要です。
例えば「Axie Infinity」ではAxieのキャラクターを3体購入する必要があります。
キャラクターの価格は個体によりさまざまです。
予算にあったプランを選びましょう。
NFTゲームの稼ぎ方
NFTゲームの稼ぎ方を下記にまとめました。
- ゲーム内のキャラクターやアイテムを売買する
- ゲームをプレイしながら報酬を得る
順番に解説していきます。
①:ゲーム内のキャラクターやアイテムを売買する
ゲーム内で獲得したキャラクターやアイテムはNFTマーケットプレイスで売ることもできます。
レアなキャラなどは、うまくいけば高値で取引されることも。
そのためにはマーケットプレイスで人気のアイテムをしっかりチェックしておきましょう。
例えばCoincheck NFT(β版)では、ゲームで利用できるアイテムが出品されており、すでに高値がついているNFTも多数見受けられます。
②:ゲームをプレイしながら報酬を得る
報酬を得る方法はゲームによってさまざまですが、大まかにいうと「勝って報酬をもらう」というイメージです。
- 対戦して勝者がもらう報酬
- ゲーム成績上位者への仮想通貨付与など
ゲームで獲得した報酬であるトークンはドルや日本円に換金できます。
例えば、「Axie Infinity」の報酬である「AXS」は1AXSが6000円前後で取引されています。
まとめ:NFTゲームのGameFiとは?始め方・稼ぎ方を徹底解説
以上、【NFTゲームのGameFiとは?始め方・稼ぎ方を徹底解説】についてご紹介しました。
NFTゲームで稼ぎたい方は、まずはプレイしなければ始まりません。
プレイするためには口座開設などの作業が必要ですが、NFTで稼ごうと思ったら必須の作業なので、割り切って作業しましょう。
気になる方はぜひ行動してみることをおすすめします!
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